気づきに焦点を当てる理由
~当たるだけでは、本当の意味で変われない~
スピリチュアルなセッションを受けたとき、「当たっていてすごかった!」「過去のことまで言い当てられて鳥肌が立った」…そんなふうに感じたことがある方も多いかもしれません。
実際、私自身もかつてはそうでした。
心の奥に抱えていたモヤモヤを言い当てられて、「すごい、見えてるんだ」と感じ、満足して帰る。
でも――
数日後、ふと気づくんです。
**「あれ?結局、何も変わっていないな…」**と。
そう。現実は、何一つ動いていなかったんです。
変わるためにセッションを受けたはずなのに、結局また同じ場所に立ち尽くしている。
ただ当ててもらって、「すごいね」で終わってしまう――それでは、問題の本質には触れられていないのです。
本当に大切なのは、「自分が何に気づくか」。
問題の根っこにある感情や思い込み、無意識のパターンに、自分自身が気づかない限り、人生は動き出しません。
チャネリングやリーディングは、気づきの扉を開くためのきっかけであって、「答え」そのものではないと私は思っています。
ただ未来を当てるのではなく、
「なぜこの現実が起きているのか」
「自分は本当はどうしたいのか」
「どんな思考や信念が、今の自分を止めているのか」
そういった問いにアクセスできてこそ、意味があるのです。
気づきが生まれたとき、人は自然と変わり始めます。
気づいた瞬間から、選ぶ言葉が変わり、選ぶ行動が変わり、結果として現実も動いていく。
だから私は、「当てること」よりも「気づいてもらうこと」に焦点を当てています。
もし今、あなたが「何も変わらない」と感じているなら、
必要なのは「次の未来の予測」ではなく、
「今、あなた自身が見ようとしていないこと」への気づきかもしれません。